「昔から、あまり褒められるような成果を出したことがないから、自信がなくてもしょうがない…」
「他人と比べて、特別に優れているところなんてないし、自信なんてあるわけない」
自信がある人は、過去に大きな成果を出して周囲から認められた経験を持っていたり、容姿や頭が良かったり、経済力があったりしますよね。
自信がない人からすると、今の自分では、簡単には手に入れられず、どうしようもない要素ばかりに感じると思います。
このようなどうしようもなさを感じると、「こんな自分だし、自信がないのはしょうがない」「自信がある人は、そもそも別世界の住人」と思う方が多いのではないでしょうか。
しかし、自信がないことをどうしようもないと感じるのは、勘違いです。
自信は、たまたま恵まれている人に限定で手に入るものではなく、自らの行動と思考で作ることができるからです。
今回の記事では、『自信を作る』ということを、その意味と、どうやって作っていくことができるのか、という点からご紹介します。
✔本記事の内容
・『自信を作る』ことは、自己満足と成功体験を作ること
・『自信を作る』ための5つ行動と2つ思考
この記事の筆者は、親にすらびくびくしている気弱さで、他人と比べて自分のダメなところに劣等感ばかりを感じているような人間でした。
しかし、そんな自分を変えなければと思い立ち、行動と思考を必死に変えてきた結果、今はもう自信のない自分が遠い存在になりました。
自信があれば、むやみやたらと否定的な社会や周囲に負けません。
自信があれば、どんなことがあっても自分自身が心のよりどころになります。
そうなれば、自分らしく生きていけます。
「自信のある自分になりたい」と思う方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
『自信を作る』ことは、自己満足と成功体験を作ること

『自信を作る』ためには、自己満足と成功体験を作ることが大切と私は考えています。
満足感は、自分の内側から湧いてくる主観的な自信を作り、成功体験は、自分の外側に生まれる客観的な自信を作ります。
言い換えるならば、主観的な自信は〈根拠によらない自信〉、客観的な自信は〈根拠に基づく自信〉となります。
二つの自信をバランス良く持ってこそ、真に自信のある自分になれると考えています。
自己満足を作る
自己満足と聞くと、独りよがりでマイナスなイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、自分自身を満足させることは、最も手軽&的確に『自信を作る』ことに繋がるのです。
ここではまず、他人から良い評価を受けたり、承認欲求を満たすことと比べて、手軽に自信を作れることを意味しています。
他者から満足を得るのは、長期的な積み重ねの結果であることに加え、相手一人ひとりの価値観によって左右されてしまうことから、安定しません。
一方で、自分自身で満足を得るのは、その瞬間から可能であることに加え、自分の中に在る確立した価値観に沿うことができます。
だからこそ、最も手軽に『自信を作る』と言えるのです。
さらには、自分自身がどうしたら満足するかを充分に理解していることは、的確に自信を作れることを意味しています。
他人からは、自分が何に満足するのかを予想することはできても、完璧に把握することはできません。
一方で、自分自身のもの足りないところは、当たり前に手に取るようにわかります。
だからこそ、最も的確に『自信を作る』と言えるのです。
成功体験を作る
成功体験と聞くと、そんなに簡単にできるものじゃないと諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
簡単ではないというのは、その通りです。
しかし、成功体験が確固たる自信の源泉になっているというのが私の考えです。
成功体験は、最重要と言えるほど、『自信を作る』ことに強く結びついています。
成功体験は、過程と結果の二つの側面から自信を生みます。
過程は、自らの努力の積み重ねを表し、自己肯定感を高めます。
その努力の積み重ねによって結果までもが出れば、自己効力感も併せて高まるからです。
『自信を作る』ための5つ行動と2つの思考

『自信を作る』ための5つの行動
✔『自信を作る』ための5つの行動
・自分を知る
・自己管理をする
・容姿を磨く
・知識を身につける
・経済力を高める
早速、一つずつ簡単に見ていきましょう。
自分を知る
自信は、知り尽くしているものにこそ生まれます。
よく知らないもの、曖昧なものは、不安を生みます。
例えば、テストを受けているときに、ぼんやりとした知識で問題に答えた時の、あの不安感を思い出してもらえればイメージが湧くのではないでしょうか。
これは、自分自身に置き換えてみても同じことです。
自分は何を大切にしていて、どんな性格で、何をしたいのかといったことがわかっていなければ、行動や思考する時に不安が生まれます。
過去に積み上げてきた経験や、現在の自分を取り巻く環境などを根拠とし、上記のような問いに明確に答えられるくらいには、自分を知っている必要があります。
自分自身という土台が安定していなければ、周囲からの影響などを受けた時に、右往左往してしまうからです。
自己管理をする
自信は、物事を考えた通りにできることで生まれます。
いわゆる、自己効力感というやつです。
これは、自分がある状況において、必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認めていることです。
簡単に言うと、「やればできる」という感覚を持っていることだと、私は考えています。
これを経験から身に付けられれば話は早いのですが、世の中に自分の考えた通りになることなんて全くと言ってよいほどないでしょう。
社会、環境、人間関係など、自分だけではどうしようもないものから強く影響を受けていることからです。
最も身近で考えた通りにできるのは、自分です。
自己管理において、自分で決めたことを継続することによって、「やればできる」という感覚を養えます。
容姿を磨く
自信は、堂々として居られる容姿によって生まれます。
多くの人は、内面の美しさこそを評価すべきものとしてとりあげたがります。
確かに、内面は後天的に磨かれていくものなので、誰でも内面を美しくできる可能性がありますし、努力の結果と言えるからでしょう。
しかし、実際のところは、外見の方が評価される機会が多いことを私たちは知っています。
評価される機会が多いということは、自信の大きな構成要素であることを意味します。
先天的なものだからこそ、小さい頃からずっとつきまといますし、基本的に変えられないという点も、その影響力を大きいものにしているのでしょう。
ここで私が言いたいことは、「美男美女でなければ、自信は作れない」なんてことではなく、「自分にとって納得できる容姿であることが、自信を作る」ということです。
容姿の良し悪しは、程度の差はあれど、結局のところ主観的な評価にすぎません。
「あの人、可愛くない/かっこよくない?!」「うーん、まあまあじゃない?」なんて会話は、それをよく表しています。
だからこそ、「他人に何と言われようと、今の自分は間違いなく良い」くらいに、自分にとって納得感があり、堂々として居られる容姿に磨くことが大切なのです。
知識を身につける
自信は、行動力と思考力を高めるための知識によって生まれます。
何をするにしても、人は持っている知識を材料にして行動や思考を決めます。
例えば、大学受験にチャレンジすることを考えてみましょう。
大学受験に対する知識が全くない人であれば、学校の教科書でとにかく勉強するという行動で、教科書を完璧に理解できれば合格できるという思考になるかもしれません。
一方で、知識がある人であれば、学校の勉強だけでなく学習塾に通うという行動をし、学習範囲の理解だけでは足りないからしっかりと過去問題集の実践までして合格できるという思考になるかもしれません。
このように、知識があればあるほど、その人の行動や思考の幅はどんどん大きくなっていくことになります。
そして、行動力と思考力が高まることは、満足感と成功体験を生むチャンスを増やすことを意味します。
だからこそ、幅広い知識を身につけおくことが大切なのです。
経済力を高める
自信は、お金を稼ぐ力によって生まれます。
「お金から生まれる自信なんて汚い」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、資本主義の世界において、お金が自信を生むのは当然です。
衣食住をはじめとした世の中の大抵のことは、お金の力で充足・解決できます。
自分を充足させる力、自分にとっての問題を解決する力が、自信を作ることは、容易に想像できるはずです。
「お金を稼ぐ力なんて、自分でつけられるものじゃない」「勤め先の給与によるものだから、自分にはどうしようもない」と思われた方は、もっと柔軟な発想を持ってみましょう。
ひと昔前までならそうだったかもしれませんが、現代は可能性が大きく広がっています。
社会に役立つスキルを磨けば、より良い条件の場所に転職して、稼ぐ力を上げられます。
それをさらに研ぎ澄ませていけば、フリーランスのように個人でお金を稼ぐことも可能でしょう。
スキルアップのための勉強を行うなど、自らがお金を稼げる力を高めることが大切です。
『自信を作る』ための2つの思考
✔『自信を作る』ための2つ思考
・自分を褒めるのは、自分自身
・評価の軸を自分に置く
早速、一つずつ簡単に見ていきましょう。
自分を褒めるのは、自分自身
『自信を作る』ためには、自分が何かを行った経過や結果に対して、満足感や良い評価を得る必要があります。
多くの方は、他人や社会からの評価をベースにしていると思います。
もちろん、それも必要ではありますが、そればかりになって自分自身で評価してあげることを忘れてはならないと私は考えています。
自分なりに努力したことの経過や結果が、外からは「そんなの普通のこと」「大したことない」といったように、心ない評価を下されることは往々にしてあります。
これは、人それぞれにものさしが違うことを原因として起こります。
そんな時に、「せっかく頑張ったけど、こんなんじゃダメなのか…」と思わないでください。
あくまでも自分のものさしに従って、「よく頑張ったな」と褒めてあげましょう。
自分が良いと思えることは、誰に何と言われようとも良いことなのです。
常にこの心持ちでいることによって、自分で自分に日々のエネルギーを与えてあげることになるのです。
評価の軸を自分に置く
評価の軸を自分に置くということは、〈他人からの評価こそが自信になる〉という思考にとらわれないことです。
さらに言うと、〈自分自身を評価して自信にする〉思考に変えるという意味です。
「自分自身を評価するって、そんなことが自信になるとは思えない」という方もいるかもしれません。
そう思ってしまうのは、自分自身を評価する基準を持っていないからだと考えています。
多くの人の評価基準は、〈他人と比べての評価〉になっています。
一方で、私がおすすめする評価基準は、〈過去の自分と比べての評価〉です。
なぜ、これがおすすめかというと、評価基準がブレないからです。
他人と比べる場合には、どこの誰と何を比べるかによって、評価基準は常にブレてしまいます。
それに対して、過去の自分と比べる場合には、評価基準は常に一つです。
日々、昨日の自分よりも成長できていれば、確実に自信はついていきます。
「今日も頑張れたから、昨日よりも少しだけ成長したな」という気持ちの積み重ねが、確固たる『自信を作る』のです。
自信のある自分を目指して、日々を積み重ねていきましょう

ここまで記事を読んでくださった皆さんは、『自信を作る』ために、自分が何をするべきなのかがぼんやりと見えてきているのではないでしょうか。
以下を見ながら、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
✔本記事のまとめ
①『自信を作る』=『自己満足と成功体験を作る』
②『自信を作る』ための5つの行動
・自分を知る
・自己管理をする
・容姿を磨く
・知識を身につける
・経済力を高める
③『自信を作る』ための2つ思考
・自分を褒めるのは、自分自身
・評価の軸を自分に置く
自信があれば、行動と思考が変わります。
行動と思考が変われば、将来が変わります。
自信のある自分を目指して、日々を積み重ねていきましょう。
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